国分寺崖線とは先史時代の古多摩川が武蔵野台地を削って生まれた連続した河岸段丘のことです。武蔵村山市から大田区まで東京を縦断するように伸びています。崖の高低差は10m〜20mぐらいとなっており、延長は約30kmに及びます。崖線ではあちこちの斜面から湧水が近くを流れる野川にそそいでいます。湧水に恵まれたこの地域には、旧石器や縄文の時代から先人たちが暮らしていました。崖線は豊かな緑の連なりとなっており、都市のなかにおいてもその樹林には野鳥や小動物が生息しており、貴重な自然が守られています。大きな写真は、小金井市にある滄浪泉園で、崖の上から湧水の池を見下ろしたもの。下の写真は、武蔵野公園のくじら山から国分寺崖線を眺望したもの。その右下は、殿ヶ谷戸庭園の紅葉亭(崖の上にある)。左下は、はけの森美術館・美術の森で見ることのできる湧水です。
国分寺崖線(ハケ)
(写真大)
滄浪泉園
(詳細)
所在地:小金井市貫井南町三丁目2番28号 TEL:042-385-2644
(上)
武蔵野公園
(詳細)
所在地:府中市多磨町2-24-1 TEL:042-361-6861
(左下)
はけの森美術館
(詳細)
所在地:小金井市中町1-11-3 TEL:042-384-9800
(右下)
殿ヶ谷戸庭園
(詳細)
所在地:国分寺市南町二丁目 TEL 042-324-7991
(HPリンク)
滄浪泉園は下記。他は写真をクリックしてください